【必見】ビルメン4点セットの取得優先順位は?文系でも取得できた!
皆さんこんにちは!
今回、私が「未経験からビルメン」に転職する上で、重要なことをお話しします。
はじめに
私はもともと、文系の私立大学を卒業しその後、営業マンとして就職しました。
ビルメンになるための資格や経験といったものがない状態での転職活動を始めました。
もちろん中には「未資格」、「未経験」でも面接をさせていただける企業もあり、
中には内定も頂いたのですが、なんといっても給与ベースがとてつもなく低いです。
【採用担当者からのメール】
こちらは実際に内定を頂いたビルメンテナンスの企業とのやりとりです。
前職の1/2ではモチベーションが上がらないと思い、辞退させていただきました。
転職前にやるべきこと
実はビルメンテナンス業界では資格を持っていると優遇されます。
転職サイトでも、募集の際に必須にしているところも少なくはありません。
検索しているとよく見る資格の名前がありました。第二種電気工事士です。
どうやらビルメン4点セットと呼ばれる資格の中で最も需要が高いと判断し、
まずはこちらの資格を取得してから転職活動を再開することを決めました。
実際に自身が転職前に取得した資格についてお話ししていこうと思います。
【第二種電気工事士】は文系出身でも一発合格を決められるくらい簡単でした。
第二種電気工事士について
一般用電気工作物の保安に関して必要な知識及び技能について、筆記試験及び技能試験により行います。ビルメン4点セットの中で技能試験はこれだけだったはず。
試験日程
6月(上期) と 10月(下期) の1年に2度受けるチャンスがあります。
筆記試験に合格すれば、1.5ヶ月後に技能試験があり両方パスすることができれば
無事に第二種電気工事士の免状が交付されます。(詳しくは下記リンク)
https://www.shiken.or.jp/schedule/pdf/H30denkounitteia.pdf
試験内容
解答方式はマークシートに記入する四肢択一方式により行います。
- (1)電気に関する基礎理論
- (2)配電理論及び配線設計
- (3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- (4)電気工事の施工方法
- (5)一般用電気工作物の検査方法
- (6)配線図
- (7)一般用電気工作物の保安に関する法令
これだけだと文系には解けない!と思いますが正直暗記だけで一発合格できます。
工具の写真や機器の名前を暗記しているだけで高得点を取得できます。
私が実際に使用したのはオーム社から出ているこちらのテキストです。
初めの数ページは「オームの法則」、「電気抵抗」とか意味が分からないことが
たくさん書いていましたが、問題の解き方も数パターンしかないので覚えればOK
筆記試験は暗記だけで解決できるのですが、技能試験は実際に手を動かして
自分で作る力を養わなければいけません。そのため工具と材料、DVDを購入しました。
実際の実技試験では、工具を持参して向かう必要があるのですが、こちらのホーザン社が販売しているもので全て事足ります。
またハンドブックがあることで(複線図)の理解を深められるのと、DVDでしっかりと工具の使い方や、組み方を確認できるのでオススメです。
実技試験では、ハンドブックに掲載されているパターンの問題が出ることが多く、
導線の長さや、工具の配置だけが変わっているだけのものがほとんどを締めます。
そのため、材料を購入し掲載されているすべてのパターン(13)を自力で作れるように
なれば必ず合格することができます。
こちらは1回セットになっているので、実際にハンドブックやDVDで説明している
導線の長さの半分で行うことで2周することができたのでオススメです。
実際の試験のような状態で練習したいのであれば、2回セットの購入をお勧めします。
合格体験談
私自身が取得したフローを簡単にご説明します。
3月にインターネットから上期の試験に電子申し込みを行いました。
たしか郵送よりも少ないですが安かった気がします。時代はITですね〜。
4月に入ると上記に掲載したテキストと工具や材料を購入し、
テキストを一通り読み進めて工具やスイッチ・コンセントの暗記から始めました。
ちなみに文系だったので電気回路とか意味不明で最初は泣きそうになりました。
5月はテキストの内容をすべて理解し、筆記試験は受かる確信が持てていましたが
複線図の書き方について理解できなかったため、問題を捨てることにしました。
(今思えばなんであんな簡単なこと分からなかったんだろう…)
6月に上期筆記試験を受け、手応えを感じたのですぐさま実技の勉強に移る。
この段階で工具や材料を注文していると、殺到して納期が遅れたりする可能性が
あり、7月の実技事件の練習ができなくなってたかも!4月に準備していて正解でした。
筆記試験で捨てた複線図の勉強から始める。コツは、「線の色」を
意識して実際に書くことだと思います。
頭で理解するよりも目で見て手を動かしていると自然に覚えます。
第二種電気工事士の試験では黒、白、赤の3色までしか出てきません。
実技試験までには必ず複線図を理解していなければ、完成させることができないので
DVDとハンドブックを見ながら勉強していましたが、実際に3色ボールペンで線の色をかき分けてするとわかりやすかったのでオススメです。
7月にホーザン社の販売している工具とハンドブックを持参し、試験会場へ。
工具と一緒に購入したDVDでは、試験で多発しているミスについての特集があり、
完成後の見直しで試験に落ちることがないように念入りに確認を行う。
8月、自宅に手紙が届く。中を開くとそこには!合格の文字が!
3月から7月。だいたい勉強時間は筆記・実技合わせても30時間程度でした。
終わりに
資格を取得したことで、選択できる企業の幅も増えました。
また後々に記事にして行きますが、この資格を取得したことで
大手系列のビルメンテナンスの企業と縁があり、内定をいただくことができました。
電気の知識など1もなかった私でも取れる資格だったので
ぜひみなさんもどしどしと資格を取得して見てくださいね!